よくある質問Q&A 2022.01.09

★「撥水性vs親水性」最適なボディコーティングは?

今回は、ボディコーテイングについて、解説します。

車の「保護コーティング剤」技術は、日進月歩で進化を続け、現在ではかなり長期保護できるものも発売されてきております。
その「ガラスコーティング」は、人気の「撥水性」と、見た目優しい「親水性」に分けられます。

果たして、ボディコーテイングには、どちらの性質が最適なんだろうか?・・・

<結果を待てない人のために、一足先に結論伝授> 

常に太陽光にさらされる屋外駐車であれば「親水性」を選択。太陽光を遮断できる車庫等で保管できるのであれば「撥水性」を選択するのが良いでしょう。

・・・その具体的な特性の違いや効果などについて解説します。


1.「親水」と「撥水」の違いは?

一般的に、ガラスコーティング剤と言っても、様々なものが発売されておりますが、簡単に説明すると、次のような全く違う特性があります。 

 

■親水性:水の集合体となりやすいため、水滴にならず、数秒で水の幕が広がるもの
■撥水性:水を弾き、大小の球体(水玉)ができるもの

この特性は、使用するコーティング剤の「成分」によって分けられますので、選び方は車の保管状況等にもよりますので、ここで一概にベストな判断はできません。

この後の解説で、それぞれの性質の違いについて順次解説していきますので、ご自分の使用状況に合ったものを選んで頂ければと考えております。


2.親水性の特徴

親水性とは、水同士が集合・結合しやすい特性を持っております。

 

水滴は、「球形」になろうとする水の元来の表面張力を、コーティングの表面処理によって分散させ、水玉を作らないようにする性質です。

そのため、水に濡れた自動車のボディには「薄い水の幕」が出来上がり、自然な光沢感をもっています。これが親水性の特徴です。 

 メリット

親水性は、「イオンデポジットやウォータースポット(以下「ウロコ」という)」に対して非常に有効に働きます。親水性のコーティングを施したボディには、水の表面張力が働かず、付着した水分が水滴にならないため、ウロコが出来にくいのです。そのため、屋外駐車をされる車には、親水性のコーティングを施した方が、メリットが大きいといえます。

 デメリット

人気の撥水性と比較するとどうしても「艶」がイマイチで、水の弾きが無い分、コーティンク施工がされているかどうか? 見た目で判断できず、人気も撥水性よりも低くくなる傾向にあります。

また、親水性は、水滴を作らず水をまとめる性質が強いので゙、走行中に水滴をはね飛ばすことはできません。そのため、汚れを溜めやすいという点が゙デメリットです。


3.撥水性の特徴

一般的に、水分をはじく性質のことを撥水性といいます。撥水性コーティングを施工したボディが雨などの水に濡れると、球体(水玉)になって、ボディの上に点在します。

 

撥水性の表面(平面)は、綺麗に見えますが、目には見えない程の「小さな凸凹状」になっています。この凸凹により、ボディと水との接触面積が小さいため、表面張力により、球体に近い水滴がつくられます。また、撥水施工されたボディは、水滴の接触抵抗が少ないため、走行風などで簡単に水滴を除去することができます。その凸凹が光を乱反射し、光沢が出るのが特徴です。

 メリット

水滴は、走行風などで簡単に除去できます。また、何より、雨の後のボディに残った水滴は施工をしたことが視覚的に分かりやすく、満足感が高いのがメリットです。

また、親水性に比べ、表面の撥水幕が厚く感じられ、深みのある光沢が出ます。表面の硬さも親水性に比べて、硬い傾向にあるので、擦り傷などにも強いのもメリットです。

 デメリット

水滴ができることで、先述した「ウロコ」ができやすいのが最大のデメリットです。

ウロコを作らないようにするためには、

  1. 雨が降ったあと速やかに洗車して洗い流すこと。
  2. 洗車後の水滴を残さないで完全にふき取ること。

が必要です。


4.選ぶポイント

親水性と撥水性のそれぞれのメリットとデメリットを挙げましたが、結局どちらが自動車のコーティング性質として優れるのでしょうか?

ガラスコーティングの車の塗装を物理的に保護する能力はどちらも同じです。

問題は、コーティング表面の処理ということになります。塗装の保護という点から見れば、ウロコのできにくい「親水性」の方が車にとっては絶対的に有利です。

また、撥水性は、いかにも水を弾いているという解りやすい満足感が魅力的なので、人気を集めています。現在、販売されているコーティング剤の割合を見ると、撥水性の方が多く、親水性は少数派となっています。


 

5.メンテナンスが楽なのは?

結局、「どちらが楽にメンテナンスができるか?」ということになりますが、結論からいうと、親水性の方がメンテナンスは楽になります。

親水性は、ボディから水が流れ落ちる性質ですので、水の流れと一緒にボディに付着した汚れを流してくれる効果もあります。

一方、撥水性は、水が流れ落ちることなくボディに水滴が残るので、汚れが流れ落ちることはありません。つまり、先述したように、撥水性は雨が降った後や、洗車後はしっかりと水滴を拭きとらなければいけません。

洗車の回数は、親水性、撥水性ともに同じだとしても、撥水性のほうが「一手間作業が多く」なります。その手間を加味した上で、水の弾きに期待するのであれば、撥水性も魅力的でしょう。


 

6.まとめ

★常に太陽光にさらされる屋外駐車であれば「親水性」を選択。

★太陽光を遮断できる車庫等で保管できるのであれば「撥水性」を選択するのが良いでしょう。

ご自身の車と、ライフスタイルに合わせ、選択するのがベストな判断です。


 

★弊社の「特殊仕上げ剤」の紹介

撥水性の中には、そのデメリットを改良した弊社の「特殊仕上げ剤」があります。

 

撥水等の効果は、短期間ですので、定期的(洗車時)に、メンテナンスが必要です。

定期的な洗車時に、メンテナンス(スプレーで掛けながら吹き上げる)することにより、仕上げ剤の特性である「光を反射する(プリズム効果)」と「柔らかく、しっとりした仕上がり」が期待できる、弊社自慢の「特殊仕上げ剤」です。

 

また、この仕上げ剤は、水滴が球体(ウロコの原因)になりずらい様に、あえて溶剤の性質(構造)を、「楕円型化」するように造っております。水を流したあと、球体を横からよく見て頂けると、楕円型になっております。

 

弊社の「ミラーコーテイング施工は、「お車をより長く、長期的にコーテイングが持続できる」様に、透明で重層な施工後はあえて「親水、疎水系の構造」に研究・製造(イオン化皮膜:奥深い透明の層が形成できるように特化)しております。

その施工後に、この仕上げ剤で仕上げて頂ければ、前述の効果が期待でき、やがて効果が薄れてきますと、親水型になるようにしております。


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最後まで、お読みいただきまして、有難うございます。

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